オーシャン東九フェリー乗船記|女性一人旅18時間の全記録

夕暮れのターミナルから見たフェリーしまんと

こんにちは。海を見るためにPC持って仕事しながら旅する、なぎこです。

「フェリーで18時間って、何して過ごすの?」「フェリーの女性一人旅って怖くない?」— 乗る前はどちらも気になりますよね。
この記事は、東京→徳島間の東九フェリー「しまんと」に女性一人旅で乗船した18時間の記録です。3回目(2026年9月・姉妹船「どうご」・初めての雨)の記録は、別記事の9月乗船記にまとめています。

Wi-Fi環境はお世辞にも良くない船に、仕事道具のPCも持ち込んでの18時間のスタートです!

目次

1. オーシャン東九フェリーとは?女性一人旅、東京→徳島18時間の概要

オーシャン東九フェリーは、東京港と徳島港を約18時間で結ぶ長距離フェリーです。徳島から先は新門司(北九州)まで続いています。

(1)航路・所要時間・料金

私が乗ったのはオーシャン東九フェリー「しまんと」。2026年3月の東京発です。
徳島まで乗船しました。

※ちなみに姉妹船「どうご」にも2026年9月に乗船しましたが、船内の造りはほぼ同じです。

夕暮れのターミナルから見たフェリーしまんと
項目 内容
航路 東京港(有明)〜徳島港〜新門司港
ダイヤ 東京19:00発 → 翌13:20徳島着(定刻)
所要 約18時間
客室 2等洋室(相部屋)/2名個室/4名個室ほか
運賃 2等洋室14,960円(2026年7〜9月期)

※2026年7月時点。運賃は期によって変わるので、最新は公式サイトでご確認ください。

2等洋室(2段ベッドの相部屋)には女性専用の部屋が二部屋あります。女性専用室や客室タイプの選び方は料金・予約・客室ガイドにまとめました。

(2)わざわざフェリーを選んだ理由

それは、フェリーから海を見るのが大好きだから。
観光はゼロ。完全にフェリー目的の旅です。

船上から360度、海・海・海…!
サイコー!!

朝焼けの空とオーシャン東九フェリーの甲板

1回目が2025年11月、2回目が2026年3月。3回目が2026年9月。同じ航路に3回。そして3回とも一番安い2等洋室。

個室にも惹かれました。窓のある部屋で朝起きたら海、というのは捨てがたい。
ただ、私の場合は結局ほとんどの時間を甲板で過ごすので、部屋にこだわる意味があまりないんですよね。

2. 乗船手続きから出航まで — 何時間前に行けばいい?

徒歩で乗るなら、出航の30分前が受付の締め切りです。19:00出航なので18:30。
ただ、実際には30分前に着いても慌ただしいので、1時間以上前がおすすめです。

(1)ターミナル到着から乗船までの流れ

この日の実際の流れです。

時刻 できごと
17:24 東京港フェリーターミナル着(東京駅16:50のJRバス)
17:26〜17:31 2階の受付カウンターで乗船手続き
17:40 3階の待合室へ。窓の外に船が見える…!!
18:37 乗船開始(3番乗船口:ひとつしかないので迷いません)
19:00 出航

手続き自体は予約してあったのでチェックイン用の機械で5分もかからず終わりました。私は東京港着の唯一のバスで行ったのでそれなりに乗船客はいたはずですが、平日のせいか、それでも窓口も空いていました。

乗船が始まったのは18時37分、出航の23分前。館内にアナウンスが流れます。
公式の案内どおり、出航30分前ごろからの乗船開始でした。

3番乗船口と改札
待合から乗船口方向を撮影。右手は元カフェ?営業はしていなさそうです。
夜のボーディングブリッジ
乗船待ちの間に、ターミナルから「しまんと」をパシャリ。段々と暗くなってライトアップされていく様子も素敵でした。

ターミナルまでの行き方と、館内で何が買えるかは東京港フェリーターミナルへの行き方で詳しく紹介しています。ターミナルに売店はないので、食料は東京駅で買っておくか船内にたくさんある自販機で買うのが正解です。

(2)手続きに必要なもの・乗船締め切り時間

予約済みの場合、必要なのは予約番号またはQRコードだけでした。予約完了メールにあるので、スクリーンショットで準備しておいてもOK。

  • 手続きは自動券売機(予約番号を入力)
  • 有人の窓口もあるので、券売機で対応できないことは相談できます
  • 車で乗る場合は受付が出航1時間前まで(繁忙期は90分前が目安)と、徒歩より早い
券売機の画面

3. 夜の船内の過ごし方 — 19時出航から就寝まで

出航したら、まず甲板です。私はこのために乗っています。

(1)出航直後の甲板は20分で無人になった

19時、東京港を出航。遠ざかるターミナルを、外に出て見送りました。
最初の10分ほどは私のほかにも甲板に出てフェリーからの夜景を楽しむ人がいたけど、寒いので20分もすると誰もいない(笑)。

海から見る、東京のゴージャスな夜景。そして東京湾には、漁船らしき灯りがぽつぽつ浮かんでいます。
そんな夜景を独り占め…✨

でも、3月の海の上は、思ったよりずっと冷えます。そんなに寒い日ではなかったのに、出航30分で体が芯から冷えてきました。 甲板に長くいたくてネックウォーマーと手袋まで持ってきて、防寒は完璧のつもりだったんですけどね。

(2)夕飯は甲板で — 持ち込みおにぎりと波の音

その日の夕飯は、ポケットにパンとおにぎりと飲み物を入れて甲板に出ていたので、夜景を見ながらそのまま外で食べました。

陸地の夜景はきれいだけど、夜の海は正直よく見えません。灯りがないので真っ暗。
そのかわりに聞こえる、船体を叩く波と、足の裏に伝わってくる低い響き。目を閉じているのと変わらない暗さの中で、おにぎりを食べながらしばらく座ってボーっとしていました。

※この船に食事を出すレストランはありません。
船内の自販機か持ち込みの二択です。船内の自販機のメニューと値段は船内の食事・設備ガイドにまとめました。

(3)電波は21時30分で圏外 — 強制デジタルデトックスの夜

東京湾の中にいるあいだは、電波が不安定ながらも入ります。船内に戻ったら共有スペース(オーシャンプラザ)の窓際でPCを開いて、夜景を見ながら少し仕事を。(PCを持っておけばちょっとした時間に仕事ができるので、旅のハードルがグッと下がります。)

そして21時30分、とうとう電波が切れた。。出航から約2時間半。
気が付くと、外は夜景すら見えず真っ暗。東京湾を出たっぽいです。

ちなみに2026年9月の3回目は、スマホの電波が23時40分まで持ちました。日によってだいぶ違うようです。

22時54分、地図で現在位置を確認しました。船内には現在位置を表示するモニターもあります。

船内の現在位置モニター

翌朝は日の出を見るつもりだったし、そもそも海を眺めるメインは翌日の午前中。電波がないならさっさと寝よう、とお風呂へ向かいました。

船内のネット環境を詳しく知りたい方は、電波の実測データと有料Wi-Fiの実機検証を船で仕事する方法に時刻つきで載せています。

(4)大浴場と就寝

大浴場は24時間、無料で使えます。 女湯の入口に「24時間営業」と掲示が出ていました。

  • リンスインシャンプー・ボディソープ・ドライヤーは備え付け
  • タオルと歯ブラシは備え付けではありません(アメニティは有料販売)
  • 脱衣所にウォーターサーバー(紙コップあり)
  • 脱衣所のロッカーは鍵つき

大浴場には大きな窓があるのですが、夜は真っ暗で何も見えませんでした。海を見ながらのお風呂は、翌朝から徳島到着までがおすすめです。
ちなみに、夜も昼も、女湯は貸し切り状態。誰もいませんでした。

2等洋室は2段ベッドの相部屋で、窓はありません。ベッドの足元に寝具がまとめてたたんであるので、自分でセッティングします。各ベッドにカーテン、コンセント、読書灯がついています。
エアコンのスイッチは部屋を入ってすぐの壁にあるので、調節も自由にできます。

ちなみに、上段ベッドは階段を登り切ると天井に頭がぶつかる高さなので要注意。

2等洋室の2段ベッド。
ベッドの広さが一人分のスペース。頭上に電灯と電源があります。

消灯時間はとくにありません。 共有スペースも夜も利用可能。

2等相部屋の寝心地は、思っていたよりずっと良かったです。軽く揺れながら(寝るには気持ちよい程度)船が進むゴーッという低い音がずっと続いているので、かえって寝つきやすい。
相部屋には数人いましたが、みんな静かに過ごしている様子。ベッドごとにカーテンで仕切られているので、人の気配は気にならない。

朝まで一度も起きず、5時40分の目覚ましまでぐっすりでした。

4. オーシャン東九フェリーの朝の甲板 — 海を見るためだけに乗る価値がある!

朝の甲板はサイコーです。
5時40分、まだ外は暗い。

(1)甲板開放は6時48分 — 開放時間は不定らしい

甲板が解放される時間は、日によって違うようです。

1回目(2025年11月)の乗船時は6時に開いていたので、今回もそうだろうと思っていました。でも、5時40分から扉をチェックしはじめて、6時、6時15分、6時30分。まだ開きません。

夜明け前の海
甲板が開くまで、オーシャンプラザから海を見て待つ。

6時48分、ようやく扉が開きました。待つこと68分…。

※ちなみに3回目の乗船時(2026年9月)は6時ちょうどに開きました。

(2)誰もいない太平洋を独り占め

ようやく、朝の甲板へ!
前の晩と同じ場所のはずなのに、まるで別の景色でした。夜は真っ暗で何も見えなかったところに、水平線がある。

やっぱ生の海はいい!!✨

貸し切りの大海原

紺碧。船が押し分けたところだけが白く裂けて、あとはどこまでも同じ色が続いています。

7時を過ぎたころ、右手にうっすら陸の影が見えてきました。本州です。

紺碧の海と、水平線に浮かぶ陸の影
ヘリポート甲板と青空
ほとんど誰も出てこないので、甲板は貸切状態。

空の色もサイコー!
こんなに気持ちのいい空間を独り占めなんて、超贅沢!

(3)朝7時から下船まで、6時間をどう過ごしたか

18時間のうち、明るい海をコンディション良く甲板から見られるのは、ほぼこの午前中だけ。3回の乗船では、毎回昼前くらいから風が強まりました。

実際の私の過ごし方がこちらです。

時刻 していたこと
6:05 共有スペースの窓際でおにぎりの朝ごはん。外は朝焼け
6:29 窓側席で日の出待ち
6:48 甲板開放
6:55〜 甲板へ。ほかに誰もいない
7:04 甲板でおにぎりの続き。片手におにぎり、目の前に海
8:30〜10:50 甲板でPC作業。電波が戻ってきたので
11:14 ラウンジへ。無人
11:20〜11:44 また甲板へ。白波、航跡、迫ってくる暗雲
12:59 陸が見えはじめる
13:04 下船口へ

8時30分ごろ、11時間ぶりに電波が戻りました。 前夜21時30分に切れてからずっと圏外だったので、ここでようやくスマホが使えるようになります。スマホ電波が使えれば、PCにテザリングして海を眺めながら仕事もできます。

2日目の午前中は、ほとんど甲板にいました。 部屋に戻ったのは荷物を取りに行ったときくらいです。

甲板でおにぎり片手に海
朝ご飯も甲板で。
甲板でPC作業、船首方向を望む
海を見ながら仕事をちょっとだけ…。かなり贅沢。
甲板で肩まわりのストレッチをしているところ
甲板でストレッチ。めちゃくちゃ気持ちよかった!!ほぼずっと貸し切り状態なので人目も気になりません。

途中で風が強くなったので引き上げ、11時50分には潮でべたついた髪を洗いにお風呂へ。大浴場が24時間なので、上陸前にさっぱりできるのが本当にありがたい。

船の上で仕事をした話は船で仕事する方法にまとめています。

5. 徳島港到着〜下船、徳島駅までの移動

定刻は13時20分着ですが、実際に下船したのは13時過ぎでした。

(1)13時過ぎに下船

水平線しかなかった景色に、うっすらと四国が見えはじめたのが13時ごろ。

近づいてくる陸地
進行方向左に四国が見え始めた。右には朝から本州が見えていました。
5階の下船口表示
オーシャンプラザ脇の下船口。外で着岸を見ることができます。

着岸の様子も、外で見ることができます。(ほとんどの人がオーシャンプラザで待っていたけど)

徳島港の赤い搭乗橋
徳島港。右の3階建ての建物がフェリーターミナルです。

13時04分に下船口の表示が出て、13時12分には搭乗橋を渡っていました。定刻より10〜15分早い程度です。

乗船券は降りるときにも必要です(係の方がQRコードを読み取ります)。なくさないよう注意。

(2)徳島港から徳島駅へは目の前のバスで

ターミナルの外に出ると、すぐ右側に徳島駅行きのバスが待っています。

項目 内容
路線 徳島バス 中央市場線(フェリー入港日のみの直行便)
時刻 フェリー前13時35分発 → 徳島駅前13時52分着
所要 17分
運賃 250円(徳島市内の均一運賃)

乗車券は不要で、降車時に払う昔ながらの方式です。私が乗ったときは現金のみで、出発前に「両替をお願いします」と車内アナウンスがありました。

ただし2026年3月17日から、徳島バスでICOCAなどの全国相互利用ICカードが使えるようになっています。 私が乗ったのはその11日前。今は小銭を用意しなくても大丈夫です(PiTaPaは対象外、ICと現金の併用も不可)。

調べていて知ったのですが、徳島県は全国で最後まで交通系ICカードが使えなかった県だったようです。

徳島港ターミナル前のバス
建物の向こう側(出て右手)にバスが待ってる

下船してから乗るまで、迷う場面はありませんでした。旅程全体の組み立ては東京〜徳島の行き方比較へどうぞ。

6. オーシャン東九フェリーは女性一人でも安心?乗客の雰囲気と船内のリアル

3回乗って、女性一人で不安を感じた場面は特にありませんでした。

(1)どんな人が乗っている?

見かけたのは、こんな方々です。

  • 家族連れ(個室利用と思われる方が共有スペースで写真を撮っていました。親子でめちゃくちゃ良さそうなカメラ)
  • 日の出の少し前から、窓側席に集まってくる人たち
  • 一人で来ている人(私を含めて)

騒がしい感じはまったくなくて、みなさん静かに過ごしています。

ラウンジの座席まわり
船の先頭にある共有スペース。ここは目立たない場所のせいか、いつ行っても誰もいない。もったいない~

共有スペースはオーシャンプラザのほかにも、大浴場前(テレビ付き)や船の先頭にもあります。特に船の先頭(上記画像)は何回か行ってみましたが、誰かいたことは一度もなく、穴場です。

誰かいた方が安心、という方は、オーシャンプラザが一番かも!

(2)女性一人旅目線の安心ポイント

私が「これは安心だな」と思ったのは3つです。

  • 相部屋(2等洋室)に女性専用の部屋がある(公式サイトにも記載があります)
  • 大浴場の脱衣所ロッカーは鍵つき
  • 各ベッドにカーテンがあり、区画として仕切られている

つまり、いわゆる「雑魚寝」ではありません。カーテン付きの2段ベッドに、女性専用の部屋。3回目にはドアの表示板も確認しました。「婦人専用室 Room for women only/男性の入室はお断りします」、定員8名です。

ひとつ注意点を。女性専用の部屋は数が限られます。私が見た範囲では2室でした。満室だと男女相部屋か、個室(使用料が追加)になるので、繁忙期に女性専用を狙うなら早めの予約が確実です。

(3)夜の甲板に一人で出るのは怖くない?

夜間の展望デッキ立入禁止を知らせる黄色い看板

特に怖くはありませんでした。 真っ暗ではありますが、船内へ戻る扉はすぐそこですし、出航直後は他の乗客も出ています。

夜間や荒天時は「展望デッキへ出ないでください」という掲示が出ます。 私が見た日は22時56分の時点で、「夜間および荒天時は安全確保のため展望デッキへは出ないでください」というスタンド看板が出ていました。時刻で自動的に施錠されるというより、状況を見て掲示する運用のようです。

(4)混雑の体感 — 客室も共有スペースも空いていた

平日に乗ったせいもありますが、船内は空いていました。

  • 1回目(2025年11月):女性専用室(8人部屋)に1人だけ。貸切状態
  • 2回目(2026年3月):女性専用室(8人部屋)に数人
  • 3回目(2026年9月):女性専用室(8人部屋)に3人。乗客は多めに感じたけれど、甲板は常に数人程度

共有スペースも、窓際の席に座れないことはほぼありません。甲板にいたっては、夜も朝もひとりの時間がほとんどでした。たまに短時間だけ人が来る程度。

常にほぼ貸切状態の甲板。たまに人が来るけど、たいていは短時間。

ただし雨の出航時だけは窓際席がほぼ埋まっていました。乗船したら部屋に寄る前に席を取っておくのが正解です。

人が多くて落ち着かない、ということはなさそうです。

7. 片道にかかった費用総額ー東京駅から徳島駅まで

東京駅から徳島駅まで、約16,200円でした。

(1)費用内訳

項目 金額
乗船券(2等洋室) 14,520円
東京駅→フェリーターミナルのJRバス 400円
徳島港→徳島駅のバス 250円
食費(買い出し+船内自販機) 約1,000円
合計 約16,200円

※2026年3月乗船時の実額です。

食費は、東京駅のコンビニでおにぎり・パン・カップ麺を買い、船内の自販機で飲み物を買い足しました。船内の自販機はすべて現金のみなので、千円札と小銭は用意しておきましょう。

※「新500円硬貨不可」の自販機あり

(2)もっと安くするなら

実は、私はこの回、割引を取り逃しています。

WEB予約の事前決済割引(大人990円引き)は、前日23時59分までにカード決済しないと適用されません。甲板が目的なので天気予報を直前まで見ていて、決済期限を見落としたまま当日予約になってしまいました。

学割や往復割引もあります。割引については料金・予約・客室ガイドへ。

ちなみに食費は、安さを追求するなら持ち込みが一番かと思います。私もそうしましたが、「足りるかな?」とか「食べきらなきゃ!」とかストレスあったので、次回は船内自販機グルメを楽しもうかな。

船内の冷凍うどん・そばの自販機(食事メニュー)
食事系・おやつおつまみ系・飲み物など自販機たくさんあります。

自販機メニューと価格の詳細はオーシャン東九フェリーの食事ガイドにまとめています。全メニュー画像付き!

8. オーシャン東九フェリーの揺れ・船酔いはどうだった? — 3回乗った体感

3回とも、揺れはほとんど気になりませんでした。

(1)実際の揺れ — ほとんど気にならなかった

私が3回の旅で書き残したメモには揺れの記述が1行もありません。そのくらい気にならなかった。
3回目は雨の日でしたが、揺れが増えた感じもなく、酔うこともありませんでした。

ただし公式サイトのFAQには「全く揺れないことはない」と書かれています。海の状況次第なので、私が平気だったから大丈夫、とは言えません。
夜に出航して寝ているあいだに外洋を進むダイヤなので、酔いが心配な人とは相性がいいかもしれません。いちばん揺れる時間帯を、布団の中で過ごせます。

(2)酔いやすい人へ — 乗船前の準備

乗り物酔いは、揺れという体の感覚と、目から入る情報がズレることで起きやすいとされています。だから遠くの水平線を見ていると酔いにくいかもしれません。逆に近くの一点(スマホの画面や本)を見続けるのは不利です。

酔いやすい自覚がある方は、こんな準備を。

  • 酔い止めは乗る前に飲んでおく(用法・用量は必ず薬の説明書に従ってください)
  • 空腹すぎ・満腹すぎを避ける
  • 揺れを感じたら横になる(寝てしまうのがいちばん)

船内のアメニティ自販機でも「酔い止めドロップ」600円を売っていました。ただしこれはドロップなので、飲み慣れた酔い止めがある方は持参が確実です。

酔い止めドロップを含め、いろいろなアメニティがある自販機(大浴場近く)

つらいときは無理をせず、横になって休みましょう。

9. オーシャン東九フェリーがおすすめな人・向かない人|※独断と偏見

この船は「海を見る時間そのもの」を目的にできる人には最高で、急ぐ人・常時ネットが要る人には向きません。

(1)おすすめな人

  • 海を眺めることそのものが目的の人(私です)
  • 時間に余裕がある人。18時間を「移動」ではなく「旅」と思える人
  • 静かに過ごしたい一人旅の人。船内は空いていて騒がしくありません
  • 夜に乗って翌昼に着く移動で、宿代を1泊浮かせたい人

(2)向かない人

  • 常時ネットが必要な人。船内Wi-Fiは有料・エリア限定(2026年4月開始、PCには使えない)。携帯電波は外洋では圏外です
  • 急いでいる人。飛行機なら東京〜徳島は1時間ちょっとです
  • 船酔いが極端に心配な人。海況によっては揺れます
  • 天候による欠航・遅延が困る日程の人

乗ると決めたら、予約は公式サイトのWEB予約から。前日23時59分までにカード決済すれば990円引きになります。

10. オーシャン東九フェリーについてのよくある質問

(1)船内でご飯は食べられる?持ち込みはできる?

A. レストランはありません。自販機か持ち込みになります。

自販機は10台以上あって、冷凍うどんやカツサンド、生パスタまで揃っています(1品150〜700円ほど)。ただし主食になるおにぎりは見かけませんでした。持ち込みは自由なので、乗る前に買っておくのが確実です。

詳しくは船内の食事・設備ガイドへ。

(2)電波やWi-Fiは使える?

A. 2026年4月から有料の船内Wi-Fi「au Starlink フェリーWi-Fi」が始まりました(24時間1,500円・auユーザーは無料。使えるのはオーシャンプラザ付近のみ)。ただしスマホ専用で、PCは非対応です。2026年9月に自分のWindows PCで試しましたが、ユーザー名とパスワードを求められて繋がりませんでした。携帯の電波は外洋では圏外のままです。

私の実測では、出航から約2時間半(21時30分)で切れ、翌朝8時30分ごろに不安定ながら使えるようになりました。9月の3回目は23時40分まで持ちました。仕事しながら乗りたいなら船で仕事する方法に時系列の実測データと有料Wi-Fiの実機検証を載せています。Wi-Fiの料金や使える場所の詳細は船内の食事・設備ガイドにまとめました。

(3)予約が取れない・空席がないって本当?

A. 平日に乗った限りでは、空席はありました。

私は3回とも平日利用で、船内はむしろ空いていました。ただしキャンセル待ちの制度がないようなので、繁忙期は早めの予約が安心です。とくに女性専用の相部屋は数が限られます(室数の体感は6章に書きました。1室の定員は8名でした)。予約のコツは料金・予約・客室ガイドへ。

(4)乗船は何時間前に行けばいいですか?

A. 徒歩なら出航30分前が締め切り。1時間以上前が安心です。

車で乗る場合は出航1時間前まで(繁忙期は90分前)と、さらに早くなります。私は1時間半ほど前に着いて、待合室で仕事をしていました。

11. まとめ — 東九フェリー「しまんと」は海を眺めたい人に超おすすめ!

東京から徳島まで18時間。海を見るためだけに乗った18時間の乗船記でした。

  • 夜も朝も、甲板はほぼ貸し切り
  • 電波は21時30分で圏外。強制的にオフラインになる夜(9月の23時40分まで持ちました)
  • 女性専用の相部屋があり、3回乗って不安を感じた場面はなし
  • 片道の実費は約16,000円
  • 揺れは3回とも気にならなかった

やっぱ生の海はいい!!

また乗ります
海が恋しくなったら。

↓次に読むなら、こちらをどうぞ。↓

海の音は、写真より動画のほうが伝わります。翌朝の太平洋を19分そのまま撮ったものも置いておきます。

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この記事を書いた人

海を見るためにPC持って仕事しながら旅する、なぎこです。40代の個人事業主(SEOライター)。保健師・助産師・看護師と整体師の資格を持ち、旅の健康・セルフケアは専門職の視点で書いています。

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